犯罪・刑事事件の解決事例

判決に基づいて給料債権を差押え後、分割支払いの合意をして預け金相当額を回収した事例。

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神山 公仁彦 弁護士が解決
所属事務所梅ヶ枝町法律事務所
所在地大阪府 大阪市北区

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

Aさん(男性)は、水商売の知人女性B子さんに百数十万円のお金を預けており、その返金を求めたところ、B子さんは、そのお金を他に流用してしまったと言って返金に応じませんでした。そこで、Aさんは、何とか預けたお金が戻ってこないかということで相談に来られました。なお、AさんとB子さんとの間では、預り証などの証拠書類は一切作成されていませんでした。

解決への流れ

B子さんを被告として、預け金の返還を求める訴訟を提起しました。B子さんは、訴訟において、Aさんからお金を受け取ったことは認めたものの、それは貰ったものだなど言って当方の請求を争ってきました。本件では、お金は預けたものだという証拠(預り証など)がなかったので、訴訟提起前に、私の指示でAさんにB子さんの勤める店に客として行ってもらい、B子さんとの間でさりげなく預け金に関する会話をし、それを録音してもらいました。そして、その録音を裁判所に証拠として提出したこともあって、当方の請求を全部認容する勝訴判決を得ることができました。判決が出た後も、B子さんからの支払いがなかったので、まずはB子さんの給料債権を差し押さえたところ、B子さんから連絡があり、請求されているお金を分割して支払うので何とか給料差押えを取り下げてほしいと懇請してきました。Aさんに意向を確認したところ、B子さんが分割できちんと支払うことを約束するなら差押えを取り下げてもよいとのことでしたので、B子さんとの間で分割払いの合意書を交わし、給料差押えを取り下げました。その後は、B子さんからきちんと支払いがなされ、債権全額の回収ができました。

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神山 公仁彦 弁護士からのコメント

口約束だけで証拠書類のない事案でしたので、訴訟になれば、相手方がお金を預かった事実を否認してくる可能性が高いと予想されました。そこで、訴訟提起前に、相手方との会話を録音し、証拠を確保できたことが勝訴につながりました。相談前は、証拠がないということで半分諦めかけていたご相談者には、たいへん喜んでいただけました。